3DSの小説(予定) 意味不明

 
 
「ね・・だ・・・じょ・・ぶ?」
 
 
 声が聞こえる。
 できるだけ耳に
 意識を向けてみる。
 
 
 「ねえ!大丈夫?」
 
 
 今度は体を揺すられる。
 私は目を開いた。
 目の前には
 見知らぬ女性がいる。
 「あなたは一体・・・?」
 
 
 「私はカナ。
  職業は冒険者よ。」
 
 
 
 「冒・・険者?」
 全く素性が分からない
 職業だ。
 もしや、この人は
 何らかの精神病を
 患っているのでは
 ないのだろうか?
 
 
 
 「まあ、旅人と
  いうべきかな。
  それにしても
  こんなに穏やかな
  浅い川で
  溺れる人がいるなんて」
 
 
 一瞬、言葉の意味が
 わからなかった。
 周りを見渡してみると
 針葉樹に囲まれた    
  浅い川がある。
 しかし、私が
 身投げしたのは、
 海だったはずだ。
 20mは沈んだ
 覚えがある。
 
 
 「あ、ごめんなさい。」
 
 
 
 私がいつの間にか
 訝しげな表情に
 なっていたのを
 気に障ったと
 解釈したのだろう。
 「そういえば
  まだ名乗って
  いなかったな。
  私の名はディザスだ。
  ・・・助けてくれて
  ありがとう。」
 もちろん、
 最後の一文は
 形式的につけた。
 ・・・本当は消えて
 しまいたかった。
 この縁起の悪い
 名前と共に。
 
 
 「とりあえず、
  傷を手当てするために
  近くの村に行こう。」
 
 
 少し体が痛む。
 怪しいが、
 ついていくことにした。
 
 
  
 
 
 To be continued